内容説明
「ルネッサンス最後の哲学者」ジョルダーノ・ブルーノ(1548~1600)は、1583年から85年、エリザベス1世女王治世のロンドンに滞在したが、当時の複雑な政治状況の只中で彼はどのような立場で、どんな役割を担ったのか。そのミステリアスなスパイ活動を解明する大著の全訳である。
目次
第1部 夜の犬(ソールズベリー・コート;河の上で;告白;対話篇と騒動;アルカディアでの最後の日々;火山のもとで)
第2部 時の娘、真理(反対の一致;彷徨するブルーノ;ブルーノ再び捕わる;火刑台のファゴット)
第3部 テキストと覚え書
著者等紹介
浜林正夫[ハマバヤシマサオ]
1925年小樽生まれ。1948年東京商大(現一橋大学)卒。1948年より小樽商大、東京教育大学、一橋大学、八千代国際大学で教職につき、1998年退職
鏡ますみ[カガミマスミ]
奈良女子大学院人間文化研究科博士後期課程比較文化学専攻単位取得退学
葛山初音[カツラヤマハツネ]
南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士前期課程修了
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