こんな日本に誰がした―戦後民主主義の代表者・大江健三郎への告発状

こんな日本に誰がした―戦後民主主義の代表者・大江健三郎への告発状

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877120290
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

目次

第1章 こんな日本に誰がした―反日的日本人の精神構造を解き明かす
第2章 日本を売った男・大江健三郎―日本および日本人を嫌い、外国に拝跪する異常性
第3章 歴史感覚・常識・人間性の欠如―ノーベル賞受賞記念講演で露呈した大江の本性
第4章 「戦後民主主義者」の正体―彼らが常に唱える10の“お題目”とは何か
第5章 なぜ天皇・皇室をこれほど憎むのか―『あいまいな日本の私』で表明した自惚と反日性
第6章 卑屈・進歩的文化人の本質―三八年間の大江発言録で浮かび上がったもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カブトムシ

15
(p94)ノーベル文学賞受賞講演で、大江健三郎は、近代日本を次のように描写している。「また近い過去において、その破壊への狂信が、国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじった歴史を持つ国の人間として…私は川端(康成)と声をあわせて『美しい日本の私』ということはできません。(読売新聞)」大江健三郎はついに飛躍して、狂って破壊したという。…つまり、自分たちの先祖を狂信の徒だと言う。これは世界の思想史上に残る迷言である。

原玉幸子

14
中国共産党に共感する部分は微塵も無く寧ろ嫌悪感しかありませんし、日本は他国(前掲の国?)からの侵略を防衛するそれなりの軍備は必要ですし、令和天皇の即位に際しての日本国民と呼ばれる人達の突き抜けた熱狂振りを見る限りは、(著者は呼称に異を唱える)「天皇制」は、現行とは違った形態を模索すべきと思いますが、斯かる課題認識を尖鋭転化してこれ程迄に大江健三郎の悪口を書かれると、「まぁまぁ」と(誰に言うのでもなく)宥めたくなります。別に大江だけが『日本を……した』訳ではないでしょう。(●2020年・冬)2021/01/22

カブトムシ

14
英語を使ってキザな言い方をしてよいならば、本書はタニザワ・エイイチ・アト・ヒズ・ベストである。つまり谷沢さんの特色が余すところなく発揮されている傑作である。谷沢さんの博学、適切正確な引用と分析、骨髄に達する感のある批判、それを包むユーモアに満ちた文体。どのページを読んでも新事実を教えられ、ともに憤り、そして哄笑する。お買い得、お読み得の本である(渡部昇一の推薦文より)谷沢永一は、大江健三郎の文学についてではなく、言動について鋭く批判しています。私は渡部昇一と谷沢永一の対談を本にしたものを何冊か読みました。

kenitirokikuti

9
大江健三郎『万延元年のフットボール』を積んだまま、小谷野敦『江藤淳と大江健三郎』も読みかけで、途中で大江と小澤征爾の対談本を図書館で読んだりしてたら、ブックオフで谷沢の本書を見つけた。1995年、村山内閣だし、大江はノーベル文学賞だし、阪神大震災やオウム地下鉄サリン事件、『世紀エヴァンゲリオンの年だ。本書は大江の政治的発言を強く批判するもの。ただ、小谷野本は、こういう著名な文化人作家は稼ぎは講演で得るので、勤め先のお仕事のようなもの、と言う。政府は国家主義の文化人を顕彰しない。そういやそうだなぁ2021/03/20

アメヲトコ

3
著者は保守派の論客ですが、批判の鉾先は大江の左派思想に対するものというよりは、自分を高く見せるために相手によってスタンスを使い分けるという、彼の無節操性(無思想性?)に対して向けられます。それゆえ著者と思想的には対極ともいえる戦前の日本共産党については、その気概を評価しているのが印象的。週刊誌的なタイトルは本書にとって明らかにマイナスになっており残念。2013/02/04

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