内容説明
いまこそ、人々の命が豊かに開く世界をきずきたい―それが、この本の著者である布川庸子さんの心からの願いです。「過去に現代を見、現代に過去を見る」―加藤周一さんは、こう言いました。布川さんの澄んだ心に映ったあの戦争の時代の非人間的な情景を私たちが二度と味わわないためにも、著者の心の叫びに耳をかたむけ、現代社会のありように目をむけてみる必要があるでしょう。
目次
1 小学校が国民学校と呼ばれたころ
2 欲しがりません、勝つまでは
3 あれは何に使われたの?
4 空襲警報発令
5 若い命が…そして敗戦
6 平和と民主主義をかかげて
著者等紹介
布川庸子[フカワヨウコ]
1934年京都市生まれ。国民学校5年で敗戦。京都府立桃山高校、京都学芸大学(現教育大)美術科を経て京都市内、府下小、中学校に38年勤務。現在、立命館大学国際平和ミュージアムの平和友の会の一員としてボランティアのガイドをしている
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