内容説明
「三つの生態学」(文化生態学、歴史生態学、政治生態学)の視角から森の民を見据え、熱帯雨林の今と未来を説く。
目次
第1部 総説(アフリカ熱帯雨林の歴史生態学に向けて;ワイルドヤム・クエスチョンから歴史生態学へ―中部アフリカ狩猟採集民の生態人類学の展開 ほか)
第2部 森といきる(植生からみる生態史―イトゥリの森;熱帯雨林狩猟採集民が農耕民にならなかった理由 ほか)
第3部 森をひらく(バナナとカカオのおいしい関係―カメルーン東南部の熱帯雨林における焼畑農耕とその現代的展開;森と人が生み出す生物多様性―カメルーン熱帯雨林の焼畑・混作畑 ほか)
第4部 森でとる(バカ・ピグミーの狩猟実践―罠猟の普及とブッシュミート交易の拡大のなかで;コンゴ民主共和国・ワンバにおけるタンパク質獲得活動の変遷 ほか)
著者等紹介
木村大治[キムラダイジ]
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授。1960年生まれ、京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士
北西功一[キタニシコウイチ]
山口大学教育学部准教授。1965年生まれ、京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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