内容説明
町人の街・大坂は、武家の街・江戸にくらべて緑地が少ない。それは「庭園不毛の地」であったことを意味するのだろうか?天下の台所と呼ばれた商業都市であり、また上方文化の中心地でもあった江戸期の大坂のくらしのなかに、庭園はどのように位置づけられるのか。大坂城・奉行所・蔵屋敷・寺社・豪商邸宅・新田会所・料理屋・遊郭などの庭園に光を当て、その実像に迫る。
目次
植木屋と花屋
石屋と縄問屋
武家の庭園
寺社の庭園
町人の庭園
大坂と江戸との相違
著者等紹介
飛田範夫[ヒダノリオ]
長岡造形大学教授。1947年東京に生まれる。1977年京都大学農学研究科博士課程中退。京都大学論文博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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