学術選書<br> ヴァイキング時代―諸文明の起源〈9〉

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ヴァイキング時代―諸文明の起源〈9〉

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784876988099
  • NDC分類 238.9
  • Cコード C1320

内容説明

独特なかたちの船にのって突然来襲する「海賊」、ヨーロッパの各地に移住した「植民者」、ひいては「料理の形式」として―「ヴァイキング」は日本では馴染みのふかい名称である。8世紀半ばから11世紀にかけての約300年間にわたって、スカンディナヴィアを故郷とするひとびとは「移動の時代」を生きた。その「ヴァイキング時代」の歴史的な意味を、考古学・歴史学の成果を駆使して描く。

目次

第1章 「ヴァイキング時代」を考えるために(ヴァイキングの社会は「文明」か?;「ヴァイキング時代史」の困難さ―ヴァイキングとナショナリズム)
第2章 移動の時代―銀がたどった道(「ヴァイキング」とは;「金の時代」から「銀の時代」へ ほか)
第3章 ヴァイキングを生んだスカンディナヴィア(スカンディナヴィアの都市的集落;ビルカとはなにか ほか)
第4章 ヴァイキング時代の社会(ヴァイキング時代の「商業」をめぐって;ヴァイキング社会における贈与行為 ほか)
第5章 ヴァイキング時代の王権と都市(都市建設の背景;ヴァイキング時代の「王」 ほか)

著者等紹介

角谷英則[カドヤヒデノリ]
津山工業高等専門学校講師。専門は中世初期北欧史。1970年生まれ。1993年、京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。1997‐1999年、ウップサラ大学歴史研究所に留学し、叙述史料・法典・考古資料などをひろくもちいてヴァイキング社会の再構成にとりくむ。2001年、名古屋大学大学院人間情報学研究科博士後期課程満期退学。同年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サアベドラ

6
ヴァイキング時代の概説書ではなく、都市と経済、贈与、王権、ナショナリズムなど、中世北欧研究を取り巻くいくつかのテーマを著者の関心に沿って素描するというかたちをとっている。そのため、この時代に関する知識をある程度蓄積してからでないと読み通すのは少々しんどいかもしれない。<諸文明の起源>は歴史学より考古学に寄ったシリーズで、本書も例に漏れず遺跡やら発掘品やらがいっぱいでてくる。ちなみに著者の専門はスウェーデン。同じ中世北欧の研究者でもどの国を専門にするかで関心の方向性がなんとなくわかってくるのが面白い。2012/11/03

氷柱

4
946作目。3月18日から。馴染みのないワードが連発されるので、結果良くわからなかったという印象が非常に強い。それでも文献ベースではなく、痕跡ベースでヴァイキングについて述べられていることから、ヴァイキングの存在が見える形で後世に残されていないことが良くわかる。硬貨や装飾品の跡からしか追うことのできない彼らがどのような人種であったのか、気になるところである。広域に広がっていったことにより各地域に膾炙して行く形でヴァイキングが消滅したという言説は非常に興味深い。2023/03/21

まさる

1
本著は最新の考古学的な発掘の成果を反映したヴァイキング時代の概説書である。主な記述は経済的な分野に集中しており、既存の説に対して新しい切り口で史料批判を行っており、大胆な新設を多く提示している。また、記述の中心となる史料的根拠は考古学的成果を中心にしているため、文書史料の引用が比較的少ない。これは時代と地域の文書史料の奏量の少なさ差と関係していると思われる。社会や文化に対する記述は少なめなのでその分野に関しては他に書物を参考にするといいであろう2016/02/08

サイトウケイタ

1
考古学・歴史学に基づいたヴァイキングの考察。2012/03/04

みこ

0
商業の捉え方などを中心にいわゆるヴァイキング時代が始まる前からその後の世界へのヴァイキングの変遷などを垣間見ることができた。たしかに、いわゆる商業というと利益を求める行為のことを想定してしまうが、一方でヴァイキング社会においては共同体は別のロジックで結び付けられており、経済格差のようなものは小さいように感じる。しかし、西方社会との接触によって少しずつ中央集権的な王権が誕生していったのではないだろうか。2023/04/30

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