内容説明
世の中栄養ブーム。でも、いくら食べても身につかないものがあること、知っていますか?脳と脳以外の体の部分では、必要な栄養素やその使われ方がずいぶん違います。心や知性を育むには、脳独自の栄養学が必要です。とくに脳が完成する12歳頃までは重要。栄養が脳の発育に及ぼす影響を出来るだけ平易に解説した、「頭のよい子」を育てる「頭のよいお父さん、お母さん」のための栄養学。
目次
第1部 脳を育てる栄養学入門―脳とからだは違う(栄養に敏感な一二歳までの脳;脳の栄養の鍵を握る血液・脳関門;大食漢の脳を養うには一日三食におやつをプラス ほか)
第2部 脳に効く栄養学(神経情報の担い手、神経伝達物質の栄養学;脳を磨く脂肪;良いミネラル、怖いミネラル ほか)
第3部 だれも語らなかった子どものための栄養学(母乳は子どもの成長に最適かつ必須のスーパー栄養食;子どもの栄養は子どもの立場で考えよう;子どもには規則正しい生活を―体内時計と脳の話)
第4部 付録
著者等紹介
中川八郎[ナカガワハチロウ]
1931年大阪市生まれ。1956年大阪大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。大阪大学医学部助手、大阪大学蛋白質研究所助教授を経て、同教授。1993年4月から同所長を務める。1995年3月大阪大学定年退官。大阪大学名誉教授。国際東洋医療学院学院長。専門は生物時計の生理学、脳のエネルギー代謝
葛西奈津子[カサイナツコ]
1968年札幌市生まれ。1992年京都大学理学部卒業。同大学大学院人間・環境学研究科に進み、「超持久運動による疲労について」をテーマに研究。2000年同大学院博士後期課程単位認定退学。京都大学人間・環境学修士。在学中より、「スポーツ」、「健康」、「科学」をキーワードにフリーライターとして活動開始。Scientific Workshop K’s代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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