内容説明
村の鎮守はなぜ「そこ」にあるのか?農山漁村の集落景観の背後に隠された、住民による生活空間の意味づけの秩序を、“空間分類”の体系として捉え、その理論的な位置づけおよび実証的な実態解明を試みる。
目次
第1編 理論編(日本の村落空間論―テクスト論の視角;英語圏の景観テクスト論;村落空間論における構造主義と記号論)
第2編 実証編(“空間分類”の全体性―諏訪農山村を事例として;“空間分類”の複数性―丹後半島漁村を事例として;“空間分類”の階層性―近江湖西山村を事例として;“空間分類”の相対性―玄海諸島漁村を事例として;“空間分類”の変動性―中国四川農村を事例として)
著者等紹介
今里悟之[イマザトサトシ]
1970年大阪府生まれ。1994年金沢大学卒業。2000年京都大学大学院博士後期課程中退、大阪大学助手。2002年京都大学大学院博士後期課程修了、博士(文学)、大阪教育大学講師。大阪教育大学教育学部助教授。専門分野は文化・社会地理学、農山漁村の生活空間論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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