内容説明
県知事とは何者か?その政治的地位と政策決定への影響力に焦点をあてて、ラオスの中央集権と地方分権の動態を分析する。
目次
第1章 県知事の政治的地位と県党委員会との関係―ヴィエンチャン県を事例に
第2章 党の政策変更と地方行政の形成過程
第3章 県知事制形成の背景―ヴィエンチャン県党委員会の変遷
第4章 県知事と県党委員会の財務への影響力―ヴィエンチャン県の予算管理制度
第5章 県知事と県党委員会による地方人事の統制―ヴィエンチャン県の事例
第6章 プロジェクト形成における県知事と県党委員会の職掌分担―ヴィエンチャン県の計画・事業管理
著者等紹介
瀬戸裕之[セトヒロユキ]
名古屋大学大学院法学研究科特任講師。ラオス・日本法教育研究センター勤務。1970年埼玉県生まれ。1994年新潟大学法学部卒。2009年名古屋大学大学院国際開発研究科より博士(学術)取得。京都大学東南アジア研究所機関研究員(2010年~2011年)、同研究所研究員(2012年~2013年)を経て、2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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