内容説明
脈々と連なる遺伝子の川を縦糸に、多様に枝分かれした生き物たちの関わり合いを横糸に、実験室とフィールドワークの出会いが織りなす知のタペストリー。動物学・植物学・生物物理学など、対象も手法も異なる多彩な研究の結びつきから浮かび上がってくる生物界の全体像を鮮やかに描き出す。
目次
第5章 自己の管理と敵への対策―防備と防衛のシステム(タンパク合成を支える細胞内システム;ゲノムを守るしくみの進化と多様性 ほか)
第6章 頭脳の不思議に挑む―脳の機能と進化(脳ver.1から見えてくるもの;マカクの脳、ためつすがめつ ほか)
第7章 知られざるあまたの隣人たち―生物の多様性とネットワーク(身近な淡水魚の隠れた多様性;多様なる弱肉強食の世界―微生物の食物連鎖 ほか)
第8章 ゲノムと生態で生き物を知る―多様な生物学的手法の活用(DNA Zooから見えること;DNAが解き明かす霊長類の繁殖と社会 ほか)
著者等紹介
阿形清和[アガタキヨカズ]
京都大学大学院理学研究科生物物理学教室分子発生学研究室・教授
森哲[モリアキラ]
京都大学大学院理学研究科動物学教室動物行動学研究室・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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