内容説明
本書は、すぐれた歌人・国文学者の窪田空穂が満三十九歳の時に、読売新聞婦人部記者として担当した「身の上相談」(8ヶ月、事例数211)の全容を、明らかにしようとするものである。
目次
第1部 身の上相談の全容(空穂身の上相談に登場;「養子」問題に答える;回答にみる空穂のキリスト教信仰 ほか)
第2部 読売記者時代の空穂(空穂 身の上相談担当への経緯;真面目な回答者空穂;創作と付合いのはざまで ほか)
資料(窪田空穂の身の上相談一覧;空穂の読売新聞出社日と身の上相談掲載日一覧;現代の身の上相談一覧―読売新聞「人生案内」)