内容説明
銀は国際分業を変え、国際分業は市場圏を変えた。「海関統計」の実像を初めて本格的に解き明かし、広域市場圏の興隆と形成を活写する。
目次
近代中国市場圏研究
第１部 開港場市場圏と世界経済
第２部 長江市場圏から全国市場圏へ
第３部 全国市場圏の分断と再建
第４部 統計と推計
全国市場圏の形成と挫折
著者等紹介
木越義則［キゴシヨシノリ］
１９７４年秋田県大館市に生まれる。１９９９年京都大学経済学部卒業。２００３年中華人民共和国清華大学公共管理学院高級進修生。２００８年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士（京都大学）。京都大学大学院経済学研究科研究員などを経て、関西大学政策創造学部非常勤講師。大阪産業大学経済学部非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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6 - hey
2
第2次世界大戦前の中国は、開港だけでは発展しなかった。長江流域の農産物市場と上海の工業市場が結びついてこそ、中国は力をつけることができた。こういった事実をデータで丁寧に追った良著。2012/09/30
