内容説明
ギリシア・ローマ社会に広く影響を与えたソフィストや哲学者の生涯を、逸話をまじえ伝える貴重書。本邦初訳。
目次
ピロストラトス ソフィスト列伝
第1巻 古期ソフィスト列伝(エウドクソス;レオン;ディアス ほか)
第2巻 新ソフィスト列伝(ヘロデス;テオドトス;アリストクレス ほか)
エウナピオス 哲学者およびソフィスト列伝(プロティノス;ポルピュリオス;イアンブリコス ほか)
著者等紹介
戸塚七郎[トツカシチロウ]
東京都立大学名誉教授。1925年北海道小樽市生まれ。1950年京都大学文学部哲学科卒業。東京都立大学・愛知大学教授を経て1995年退職
金子佳司[カネコケイジ]
日本大学非常勤講師。1955年岐阜県生まれ。1987年日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学
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感想・レビュー
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singoito2
1
古代ギリシャにタイムトリップ!という読書の楽しみを提供してくれる1冊でした。 ただし、タイトルは誤解を生むかもしれない。 本書の前半はAD2世紀のピロストラトスによる「ソフィスト列伝」、後半はAD4世紀のエウナピオスによる「哲学者およびソフィスト列伝」が収められています。 キリスト教によって否定され、葬り去られてきた、プラトン以来のイデア論や多神教信仰の東地中海の古代文明の営みとその終焉を描いています。 ちょっとマニアックな世界だけど僕的は面白かったです。2021/04/10
暁
0
まあ