内容説明
ギリシア・ローマ社会に広く影響を与えたソフィストや哲学者の生涯を、逸話をまじえ伝える貴重書。本邦初訳。
目次
ピロストラトス ソフィスト列伝
第1巻 古期ソフィスト列伝(エウドクソス;レオン;ディアス ほか)
第2巻 新ソフィスト列伝(ヘロデス;テオドトス;アリストクレス ほか)
エウナピオス 哲学者およびソフィスト列伝(プロティノス;ポルピュリオス;イアンブリコス ほか)
著者等紹介
戸塚七郎[トツカシチロウ]
東京都立大学名誉教授。1925年北海道小樽市生まれ。1950年京都大学文学部哲学科卒業。東京都立大学・愛知大学教授を経て1995年退職
金子佳司[カネコケイジ]
日本大学非常勤講師。1955年岐阜県生まれ。1987年日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
11
徳の擁護者ソクラテスと対比され、徳を弄ぶ者という位置付けでプラトンに批判されたソフィストだが、哲学を社会に広める役割を果たしたという評価もあるという。本書はギリシャの衰退からローマ期にかけての26人のソフィストを取り上げるピロストラトスと同時期の新プラトン主義者を中心に列伝を編むエウナピオスの2書が収録される。1人の独立した列伝というより、誰かに関連して比較される列伝が多い点に気づく。知を道具とし相対主義を説いたと非難される彼らだが、自らが関係の網の結び目となって人物中心の哲学史の外を示唆するなら面白い。2026/02/26
いとう・しんご
8
5年前に読んでいたのに、読み終わるまで全然、気づかなかった~。ゴート人の侵入騒ぎや宮廷を支配しはじめたキリスト教によって斜陽していくギリシャ哲学の末裔の話として読み返して色々と思うところがありました。アレクサンドリアのギリシャ神殿「セラペイオン」をキリスト教徒の修道士たちが襲撃して破壊した話とかをギリシャ哲学側から語るとこうなるんだね・・・とか。2026/02/07
いとう・しんご
1
古代ギリシャにタイムトリップ!という読書の楽しみを提供してくれる1冊でした。 ただし、タイトルは誤解を生むかもしれない。 本書の前半はAD2世紀のピロストラトスによる「ソフィスト列伝」、後半はAD4世紀のエウナピオスによる「哲学者およびソフィスト列伝」が収められています。 キリスト教によって否定され、葬り去られてきた、プラトン以来のイデア論や多神教信仰の東地中海の古代文明の営みとその終焉を描いています。 ちょっとマニアックな世界だけど僕的は面白かったです。2021/04/10
暁
0
まあ
-
- 電子書籍
- 週刊エコノミスト2015年7/14号




