出版社内容情報
1980年~90年代に活躍した栄光のGPマシン「NSR500」を主たる教材にしつつ、その開発諸氏へ徹底取材を敢行。2ストローク・エンジンの基本的な仕組みから究極の高性能を発揮する仕掛けまでを、豊富な図版とともにわかりやすく解説。現在では貴重なエンジン部分の詳細写真も収録。
内容説明
2ストローク・エンジンの構造や作動原理を知る。栄光のGPマシン「NSR500」を主たる教材に、その基本的な仕組みから究極の高性能を発揮する仕掛けまでを、エンジン部分の詳細写真など、豊富な図版とともにわかりやすく解説。
目次
第1章 概論(驚異的な性能のレーシングエンジン;GP500用エンジンは総合性能の極致 ほか)
第2章 2ストロークエンジンの基本(歴史の浅い2ストローク;2ストロークの有利要素 ほか)
第3章 エンジン設計の基盤(要求性能の決定プロセス;ワークスの特殊性とは? ほか)
第4章 現代2ストロークエンジンの実際(クランクシャフト;クランクマス/バランス率/位相角 ほか)
第5章 新世代2ストロークエンジン(燃料/エンジンオイル;電子制御機構(ECU) ほか)
著者等紹介
つじつかさ[ツジツカサ]
辻司。1952年、東京生まれ。20歳代を中心に10年間ほどロードレースに没頭した経験を持つが、出発点も現在も根はツーリングライダーだと自覚、自負している。1978年からフリーのバイクジャーナリスト活動を開始。バイクの性能にとどまらず、乗り味の評価など多角的視点からの臨場感溢れる解説に定評がある。またライディングテクニックに限らず、メカニズム解説や人物インタビューも得意とする。専門誌や一般誌など各メディアにおける執筆のほか、『ベストライディングの探求』と『ライディング事始め』(ともにグランプリ出版)の両ベストセラーを筆頭に著者も多数ある。無数のバイクや走りの世界、様々な“バイク人間”に触れながら活動を続けている。執筆活動と並行し、1984年からはインストラクション活動にも力を注いできた。バイクの操り方に限らずバイクライフ全般を、一般ライダーに伝える独自のスタイルを開拓している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。