内容説明
黒猫の歴史や伝説、知られざるエピソードが楽しめる魅力的な一冊!
目次
黒猫とボンベイ
受難の歴史
伝説の猫
民間伝承と迷信
フットライトを浴びて
キャバレー“黒猫”
著者等紹介
セメニーク,ナタリー[セメニーク,ナタリー] [Semenuik,Nathalie]
ジャーナリストとして長きにわたり、野生生物関連の雑誌に記事を寄稿。現在は、動物関連書籍の執筆に専念。特に猫を専門としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
97
よく黒猫は不吉だといわれますが、欧州では魔女狩りと共に、いやそれ以上に黒猫が迫害されたということです。それはもともとエジプトで神聖視されたように猫という存在そのものに神秘的なものを感じとってしまうからではないでしょうか?いわんや黒猫ともなればその神秘性はいや増しで、それゆえに恐れを抱き…理解出来ないモノを恐れ排除しようとする行為は悲しいかな人間のサガなのでしょうが、小さきものを虐待する人間のそのサガに胸が傷みます。2016/02/22
☆よいこ
74
黒猫の歴史や伝説、著名人の飼い猫エピソードなど猫最強▽[黒猫とボンベイ]黒猫純血種「ボンベイ」はアメリカ生まれ[受難の歴史]魔女狩り400年は猫虐殺の年代[伝説の猫]ブルターニュの猫/サン=カド/コンブール城の猫/エメラルド海岸の妖精たち/金を生む猫/猫は9回生きる[民間伝承と迷信]不幸のシンボルか、幸運のマスコットか[フットライトを浴びて]セレブ猫、文学の猫、アートの猫、メディアの猫[キャバレー”黒猫”]▽多くの写真と絵画と言葉が詰まった黒猫萌え最高。『黒猫』(ポー作)も収録。2015年刊2022/10/24
宇宙猫
23
★★ 意外と固い本だった。翻訳ものなのに浮世絵やまねき猫に触れているのは好感が持てる。2016/05/08
Sakie
13
贈られた本。黒猫の写真のひとつひとつが悶絶級の可愛さ。どの写真もうちの子に似て見え、世界一可愛い。とかく不吉な迷信、それに伴う迫害の歴史が黒猫のイメージと言われるが、主に西洋のものだ。日本や世界全体で見れば良い迷信も悪い迷信も、他の色の猫同様、均衡しているのではないかな。ただ、黒猫は譲渡が難しい、ハロウィン前は虐待回避の為に譲渡を避けるなど、悲しい現実は今もあるようだ。黒猫以外の猫全体の話題にすり替わっていたり、果ては「黒猫」他文芸作品を丸々引用するなど、黒猫だけで1冊の本にしようとした企画自体が苦しい。2018/06/15
うなぎ
12
途中で断念。可愛い黒猫話かと読んだら、猫へのむごい仕打ちの歴史がガッツリ描かれてたのでメンタル破壊されそうでやめた。写真は皆可愛かった。2023/10/28