出版社内容情報
わんわん、ふわっ、じーん……。短い言葉で「感じ」が伝わる「擬音語・擬態語」のひみつを知って、日本語の達人になろう!わんわん、ぴたっ、かつかつ、じーん……これらはみんな「擬音語・擬態語」とよばれる言葉です。日本語に約五千もあるという擬音語・擬態語を使いこなすことは、言葉の感性を磨き、コミュニケーション能力の向上や作文の上達につながります。短いフレーズなのに、何故か「感じ」や「気持ち」がうまく伝わる「擬音語・擬態語」を使いこなして、日本語の達人を目指しましょう!
佐藤有紀[サトウユキ]
著・文・その他
目次
第1章 音や声、様子をあらわす言葉(擬音語・擬態語って、どんな言葉だろう;何でもランキング ほか)
第2章 種類と歴史(古典の中の擬音語・擬態語;意味が変わったもの・変わらないもの ほか)
第3章 使ってみよう!くらべてみよう!(似ている擬音語・擬態語の使い分け;身近で使われているもの ほか)
第4章 言葉は生きている(未来の日本語が見えてくる?;言葉の世界を広げよう ほか)
著者等紹介
佐藤有紀[サトウユキ]
埼玉大学文化科学研究科修士課程修了。明治大学国際日本学部特任講師、埼玉大学日本語教育センター非常勤講師、関東学園大学講師等を経て、2018年4月より関東学園大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
60
オノマトペの本。外国語には少ないが、日本語には豊富。だから外国の人にとって難関となる。子どもっぽい言葉だから、という理由で使わない国もあるらしい。スズメの鳴き声の例では、そもそも鳴き声に関心がない(!)国もある。日本語でも方言によって違うのだ。「チュンチュン」だけではない。虫の音を騒音と感じる文化も多いらしいから、さもありなん。つい笑ってしまったが、音で故障かどうかをみる家電製品の取説。果たして日本語以外ではどう書いているのだろう? さて、私見であるが、「もふもふ」の語源は案外「毛布」ではないだろうか?2021/08/23
へくとぱすかる
46
4年ぶりに再読。児童書であるが、大人にも十分に日本語の世界のおもしろさがわかる。これをきっかけに巻末の参考文献を読んでみると、読書も一段と発展するはずだ。日本語の擬音語・擬態語の果たしている役目の精妙さは、ふだんは意識しないだろうが、いざそれを使わないように試してみて、初めてそのすごさが納得できるというものだろう。それこそ古事記・万葉集の時代から、こんなに深く、言葉や思考の世界に根を下ろしているとは、びっくりする。「ピカチュウ」「ツンデレ」「ポチる」も、ああ、そうなんですね。日本語は流行語も感覚的なんだ。2025/03/11
mame
3
挿し絵少しあり。文字をしっかり読んで考える本。擬音語・擬態語を言い換えてみよう、をやってみたら面白かった。2019/03/26
ユーグ
2
今、流行っている言葉が書いてあって面白かった。きゃりーぱみゅぱみゅのぱみゅって 誰が言ったのか調べてみようと思った。2019/02/24
らいしょらいしょ
2
すぐ読める。参考にはなるが、目新しいというほどのものではない。著者は大学生に教えているようだけど、子供相手だとどうだろう。ピカチュウぐらいからはじめてみるか。2019/02/14
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