内容説明
日本のモータースポーツ黎明期に登場した初代スカイラインGTRは、レースで50勝を超える輝かしい成績を残し、その活躍は今も語り継がれている。本書は、当時のチーム監督であった著者がどのようにレース車両を開発し、強靱なチームへと導いていったのかを解説する。
目次
1 レースの伝統に培われたGTRの誕生
2 GTRレース仕様車の開発開始
3 デビューレースでのGTRの戦い
4 新たな開発と69年日本グランプリ
5 ライバル車に勝つためのGTRの熟成
6 テール・ウイングの開発とエンジン性能の向上
7 ハードトップGTRの登場
8 GTR、50勝という記録を達成
9 回顧―鈴鹿での第1・第2回日本グランプリ
10 回顧―R380・R381・R382の開発と走行
11 その後のGTRとレースからの撤退
著者等紹介
青地康雄[アオジヤスオ]
1925年東京生まれ。45年、陸軍航空士官学校より復員の後、50年日本大学工学部機械工学科を卒業。梁瀬自動車(株)、(株)住江製作所を経て富士精密工業(株)“後のプリンス自動車”に入社。エンジン開発実験に従事し、その後レース車両の開発及びレースの実施を担当。スカイラインGT及びGTRの連戦連勝とプロトタイプR380、R381、R382により日本グランプリ優勝を果たし、72年にはGTRを50勝に導く。80年に日産自動車を退職、(株)土屋製作所に入社し取締役開発本部長をつとめ、88年には日和工業(株)社長を兼務。89年土屋製作所退任、93年日和工業社長を退任。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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