内容説明
今後の豊かな生活を脅かす諸問題について、本書は、先入観にとらわれずに、客観的に、正確に、できるだけ広く、歴史の流れの中で、実例を多く採り入れて解説し、今後の環境に優しい自動車(Environment‐Friendly Vehicle,EFV)のあり方について、読者の方々が考えるための素材を提供することに努めた。
目次
第1章 社会・環境と自動車(移動・運搬手段の発達とそれらのエネルギー源;我が国の移動・運搬分野で最も重要な役割を担う自動車 ほか)
第2章 電気自動車(EV)(古くて新しい電気自動車;日本での電気自動車用電気の発電に伴う排出ガスの総合評価 ほか)
第3章 ハイブリッド自動車(HVorHEV)(ハイブリッド自動車のいろいろ;1990年代初期のパラレル・ハイブリッド車 ほか)
第4章 燃料電池自動車(FCV,FCEVorFCHV)(鉛‐酸電池より古く自動車用はすでに2度挫折;ダイムラークライスラーの燃料電池車 ほか)
第5章 各種エネルギー源とパラダイム・シフト(燃料電池へのパラダイム・シフト;APU用燃料電池 ほか)
著者等紹介
松本廉平[マツモトレンペイ]
1930年生まれ。1953年東京大学工学部卒業後、富士重工業(株)に入社。スバル360を初め一貫してスバルの設計、研究実験、開発に従事。研究実験部長、設計部長、開発部長、技監等歴任。1989年よりスバル研究所取締役、常務取締役を経て1993年退任。日本機械学会、日本自動車技術会、アメリカ自動車技術会、フランス自動車技術会会員
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