いま、なぜユングか―「元型」論と現代

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876721870
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0011

出版社内容情報

根源的イメージの形で自己を開示する元型は、
生を活性化し、生の充足をもたらす!

生を駆動する「生の元型」、生に意味を与える「意味の元型」、創造的想像力の源泉としての「変容の元型」、元型の三つの力動的性格を明らかにしながら、現代が抱える心の問題をえぐり出し、人間の無限の可能性を説く。


第一章 複雑で、力動的な心の様相
はじめに/意識の機能とは/意識とは、無意識とは/意識と心/心、霊魂、精神/「無意識の発見」の時代/自然と霊の衝突/自然を開示する心/夢、幻想――ユングの体験/目標をもつ集合的な無意識
第二章 心の深層の根源的なもの
  はじめに/心の統一性、全体性/元型の発見/Archetypus(元型)という語の意味/元型観念の先駆者たち/プラトンの「イデア」とプラトン的精神/元型と元型的イメージ/心の危機と元型の布置/元型の意識領域への侵入と意識の反応/元型を知ることのきびしさ/元型の世界――人と神と宇宙とのドラマ
第三章 心の本質に生きる
  はじめに/心的過程とは――議論の三つの要点/心的であり生命現象でもある事象/元型――この先験的なもの/自発的な運動と活動の原理である元型/元型が生む象徴的イメージ/超越的な要因である元型/根源的イメージの世界の体験/「神の像」/「自己」――人間の本性の精神的目標
第四章 ユングと現代
  はじめに/テーマの一 無意識との関わりと「神」の発見/ユングの無意識探究の跡を辿る/心理的価値の喪失と心の要請/テーマの二 意識と、世界の創造/人生の

内容説明

根源的イメージの形で自己を開示する元型は、生を活性化し、生の充足をもたらす。生を駆動する「生の元型」、生に意味を与える「意味の元型」、創造的想像力の源泉としての「変容の元型」という、元型の三つの力動的性格を明らかにしながら、現代が抱える心の問題をえぐり出し、人間の無限の可能性を説く。

目次

第1章 複雑で、力動的な心の様相(意識の機能とは;意識とは、無意識とは ほか)
第2章 心の深層の根源的なもの(心の統一性、全体性;元型の発見 ほか)
第3章 心の本質に生きる(心的過程とは―議論の三つの要点;心的であり生命現象でもある事象 ほか)
第4章 ユングと現代(無意識との関わりと「神」の発見;意識と、世界の創造 ほか)

著者等紹介

佐藤正衞[サトウマサエ]
1944年、東京に生まれる。慶應義塾大学経済学部で近代社会・経済思想史を学ぶ。アジアとはなにか、アジア人とはなにかという問題を歴史学、民族学、比較宗教学、心理学などの立場を総合した幅広い視点から問うことを生涯のテーマとする。現在、横浜市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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