内容説明
“お父さん”といったって、いろいろある。カッコよくってお金持ちでモテて困るようなお父さんもいるし、これとまったく逆でカッコ悪くって貧乏で妻にさえモテないお父さんだっている。前者のような“お父さん”は、お父さんというよりむしろ“オジサマ”とか“パパ”などの呼称が似つかわしい。でも、日本のお父さんの大多数は、後者のような愛すべき男たちなのでした。この本はそんな“お父さん”たちのために書かれた一冊である。当のお父さんはもちろんのこと、「ウチのヒト、どうしようもないのよね」とお嘆きのこれまた愛すべき妻たちにもぜひ読んでいただきたい。きっと元気が出ること請け合います。
目次
第１楽章 妻のたまわって日く（人間辛抱だ；妻の不機嫌；夫婦の会話）
第２楽章 お父さんのつぶやき（買ってくるぞと；オトコは黙って；にっくき税；中年のナルシス；身を尽くして；くたばれグルメ）
第３楽章 なにか納得いかない（煙が目にしみる；社内旅行の夜はふけて；健康シンドローム；肥満大敵）
第４楽章 何となく納得してしまった？（おまえが悪い；多弁のかなしみ；ハタ迷惑；今どきの親；別れたくない）
第５楽章 これぞ本音中の本音（「本音」は「建前」か；コトバありき；父よ、あなたは；ハゲについて；座卓の人；情は人のためならず）
