内容説明
古河一企業支配の足尾で、不当解雇に敢然と反対し、仲間7人と裁判闘争で完全勝利をかちとった。そして、明治以来鉱害の原点といわれ、煙害被害で裸山と化した足尾町の町議として、古河にものいう民主町政の実現に奔走してきた。
目次
坑内労働者のたたかい
銅山の繁栄と我が家のくらし
軍国教育、そして敗戦の混乱
労働組合運動へ
不当解雇反対で裁判闘争
町長・町議選をたたかう
閉山―町民の団結
長男を突然失う
“うつ地獄”へ陥る
三・一一東日本大震災のいま
著者等紹介
上岡健司[カミオカケンジ]
1933年2月栃木県足尾町松原に生まれる。1948年4月古河鉱業足尾事業所企画課木工所に入所。1952年3月県立足尾高等学校定時制卒業。1960年10月足尾銅山労働組合青年婦人部長、足尾地区労青婦協議長。1966年8月不当解雇されて7人で裁判闘争に入る。1967年4月足尾町町議会議員当選、以後連続8期。1969年1月宇都宮地裁にて勝利判決。1973年8月足尾銅山閉山により東京高裁の職権和解にて完全勝利。1988年3月すのこ橋ダム安全対策協議会設立、理事に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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