内容説明
戦後・民主的美術運動を創作と理論の両面でリードし続けてきた著者の思索は、いま、反映論と弁証法の深い洞察をもとに言語論へとひろがり、ITフェティシズムの現代批判へと連なる。殺戮と破壊、文化の混迷と荒廃に対抗する言語の力を問う哲学エッセイ。
目次
こととこととのこと
駅名雑談
名字の呪縛
再び言霊について
名付けの言霊
戦争の名前とその呪力
言霊とアニミズム
言霊とフェティシズム
スターリンの提言
呟きの合間〔ほか〕
著者等紹介
永井潔[ナガイキヨシ]
1916年、群馬県生れ。日本美術会会員。日本民主主義文学会会員。2004年3月まで武蔵野外語専門学校校長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。