内容説明
本書に収められている十六の物語は、直接にか間接にかは別として、キリスト・イエスと深い関わりをもっていた女性たちの生きざまである。そこで読者は大昔の訓話かと思うかもしれない。しかし現代は、いわゆる「再臨の時代」に入っている。メシヤの出現という観点から見れば、当時とまったく同じ時代背景なのである。かつての女性たちがそうであったように「現代のキリスト」「現代の使徒たち」「現代の預言者」に出会うチャンスを、今の女性たちもまた同じようにもっているということだ。したがって、本書のテーマは、「神を知った人間との運命の出会い」ということになる。
目次
旧約篇（一人の誘惑者が一人の勝利者を生む―ポテパルの妻；栄光と挫折を味わった女預言者―ミリヤム；一番大切な瞬間をとらえた遊女―ラハブ；戦乱の中に輝いた信仰と勇気―女預言者デボラ ほか）
新約篇（さげすみを恨まなかった美しい胎―エリサベツ；キリストを命賭けで慕った淪落の女―マグダラのマリヤ；すべてを一人で切り盛りする“優等生”―マルタ；針仕事の腕前と独身でいることの意味―ドルカス ほか）
