内容説明
空気が病気になった。汚染された空気を吸った人たちが「ぜんそく」になり、苦しみのなかで亡くなっていった。空気を汚し、病気にさせたのは誰か…。企業や国と闘った患者・遺族・弁護士たちの30年の記録。
目次
1章 若い命
2章 命を奪う「ぜんそく」
3章 西淀川というまち
4章 患者会の結成
5章 提訴
6章 命をかけた訴え
7章 勝訴
8章 まちを手渡す
著者等紹介
新島洋[ニイジマヒロシ]
1954年生まれ。フリーの雑誌記者。ユーゴスラビア・コソボ自治州やフィリピンのゴミ捨て場で働く子どもたち、全国の住民投票運動など、多くのルポルタージュがある。共編著に「闘う首長―自立する地方自治体とは」がある
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