内容説明
20世紀の人類の歴史の中で、「戦争と差別」こそが最大の犯罪者であった。私たちの幸せと生活を破壊するものと闘わねばならない。また同時に、私たちの内なる差別意識と闘わねばならない。戦争と差別のない21世紀を迎えるため、90年代をいかに生きるべきかをメッセージする。
目次
李少年と私(栗原玲児)
矢車草ひとみに揺れて(金野紀世子)
人間の尊厳と良心(康宗憲)
「戦後」が私の原籍地(本田靖春)
涙のサイパン島遺骨収拾(大村崑)
わたしのフィリピン物語(新美虚炎)
煎り豆に花が咲いた(森岡まさ子)
はね駒の教え―戦争と人権(磯村英一)
マドンナたちの時代(笹野貞子)
反戦記者・桐生悠々の叫び(太田雅夫)
南の海・北の果て(辺見じゅん)