内容説明
現在、政府は「教育改革」の名のもとに徹底して、教師のしめつけにとりかかっている。他方、子どもたちが、親たちが、学校と教師へ切実な要求をつきつけ、その動向を見守っている。この困難な時代を、教師としてどう生きるか―。民主主義と平和をきり拓く教育と、真の教育力の向上のために、研究者と現場教師が贈る教師論の共同労作。
目次
1章 人間を大切にする教育とは
2章 未来を創る教師
3章 教師としての生き方を問う
4章 困難をどう克服するか(管理主義教育、その影響のなかで;教師の体罰・暴力をめぐって;子どもの自立をめざす進路指導;民主的自治活動としての部活動をめざして;地域と学校を結びつけるPTA活動)
5章 歴史における教師像と教師の仕事
6章 民間教育運動に生きる教師像