内容説明
第二次大戦でもっとも残虐を極める大虐殺の一方が原爆投下ならもう一方はアウシュビッツ強制収容所だろう。多くの事実を写真と文で実証する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
13
早乙女勝元氏の戦争を記録し伝える活動は小さい頃からうっすら知っていたが、最近あらためて、この「母と子で見る」シリーズを何冊か読んで、そのラインナップの幅広さや一冊一冊の内容の濃さに圧倒されている。本書など35年前のものなので画像が不鮮明だったりするのだが、「母」はともかく「子」が見て大丈夫だろうかと思うような強烈な写真が多数掲載されている。衝撃度はかなり高い。アウシュヴィッツ=ビルケナウでの死亡者数などは、その後、研究が進んで修正されているので、細かい数字の引用には注意が必要。2018/05/20
それん君
7
本を読む前はハーケンクロイツやナチ式の敬礼にユダヤ人権団体はどうしてそこまで抗議するのだろう?神経質じゃないか?と安易な考えをしていました。しかし、本の中の多くの写真を目にすると今までの自分が恥ずかしくなりました。日本人がナチスに関することで批判されるニュースは度々目にしますが、それは日本人があまり深くホロコーストについて教育を受けないからだと思います。改めて教育の重要性と自分自身まだまだ知らなければいけないことがあることに気づかされました。2017/01/24
ゴ
2
もうつらくてつらくて目をそらしたくなるような写真が多く、ページをめくる手が震えました。白黒写真なのにやっぱり写真は写真だから生々しくて、首をつってる何人かの女性の写真が脳裏にこびりついて離れません。2016/06/18
ななな☆
2
写真だけではなく、絵画やデータが多くてよかった。正直見るのがきついところもあったが、とても興味深い内容だった。2010/08/21
gurisan
2
コドモに教えて聞かせるために、写真がたくさんあって、話がいっぱいできました。いつか、コドモと一緒に行けたらいいなぁ。