内容説明
メルヘンを通してヨーロッパの植物に改めて親しむ。ヨーロッパ人の植物館・自然観を知る。
目次
はしばみ(ヘーゼルナッツの木)―シンデレラに幸運をもたらした木
ねずの木―生と死の間に立つ常緑の番人
にわとこ(黒実のにわとこ)―ホレおばさんの木
やどりぎ(ミステル)―夏の神バルダーを黄泉の国に送った植物
とねりこ―全宇宙を支える樹
ぼだいじゅ(リンデンバウム)―その一枚の葉がジークフリートの運命を決めた木
タンネンバウム(もみの木“白タンネ”とドイツとうひ“赤タンネ”)―クリスマスツリーの木
野のばら―神に守られて咲き続ける千年のばら
アルペンローゼ(アルプスのしゃくなげ)―月世界のお姫様に捧げられた花
はんの木(黒はんの木)―魔王の木
ベニテングタケ(ハエとりキノコ)―小人のキノコ
ひなぎく(デイジー)―雲雀がいちばん愛した花
三色すみれ(野生のパンジー)―「継母」の花
メルヘンに登場する他の植物たち
著者等紹介
江村一子[エムラカズコ]
理学博士。1940年9月東京に生まれる。1964年3月北海道大学理学部植物学科卒業。1971年3月東京大学大学院理学部植物分類学博士課程修了。1971年4月和洋女子大学講師。1973年4月よりドイツハノーバー市在住。現在、ハノーバー市民大学およびルッターギムナジウム講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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