感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トマズン
0
本書は曹操の為に書いたものだと思われる 専門分野に詳しい方の見方はやはり見所が違う。 史書や三国志関連を記した著述家らを考察する事で 書き手の境遇と人となりから、どの様な意図が籠められているのかを述べていくスタイルが面白い。 本書的に曹操批判と蜀(主に諸葛亮)の賞賛は書き手の贔屓目によるものという展開になってはいるものの (個人的には反論有り)一読の価値あり。2016/10/28
ふみ乃や文屋
0
中国関係論文によくあるように、この書も本文は旧漢字新仮名。新漢字に慣れると新鮮な感覚。というのはさておき、内容は歴史的「正統」を軸に論が進められていきますので、物語である『演義』はほぼ出てきません。2016/05/10