内容説明
昭和33年2月8日、日本で最初の大規模なロカビリーショー“日劇ウエスタン・カーニバル”の開幕を前にして、有楽町の日劇のまわりは5万人のロカビリーファンで渦巻いていた。当時18歳の俺のロカビリー歌手としての華々しいデビューの瞬間だった…。
目次
1 わが青春のカーニバル(“日劇ウエスタン・カーニバル”主役は俺だ;平尾、ミッキー、そして俺;人気の頂点に立って)
2 輝くスターへの階段(わが師、ウイリー沖山さんと出会って;渡辺プロからの救いの手)
3 芸人の子として生まれ育って(極私的芸人論;親父のきびしさとやさしさ)
4 凋落のドラマ(どん底へのエレベーター;通り過ぎていった“ダイアナ”たち;暗黒のトンネルを抜けて)
5 歌い手として、男として(時代の流れ、歌の流れ;壁を乗り越えて進む男の人生)
6 ロカビリーよ、永遠に(30年ぶりのウエスタン・カーニバル;ロカビリー、バカ一代;聞いてくれ、俺の歌を)