出版社内容情報
弱点診断テスト → パターン分析・認識練習 → 徹底トレーニング → 統合模試、の４ステップ・５００問で文法・語法問題を完全攻略。題材として使用する英文はさまざまな国の視点を持った専門家の校閲を経ていますので、まさに「国際コミュニケーションのための英語」を学習できます。
なぜTOEICでは試験問題を毎回公表していないのでしょう。また、どうして複数回の受験者は、どこか見覚えのある似たような問題にあたるのでしょう。それはTOEICが英語力を客観的に測る試験なので、たとえ何も勉強せずに何回受験しても、英語の実力が変わらない限り、原則としてほぼ同じスコアが出るように作られているからです。つまり出題傾向を毎回変えることはできませんし、テスト作成者はあるパターンに従って問題を書くことを要求されています。例えばPartⅤの穴埋め問題には、文法だけでなく、毎回絶対に語彙問題を数問含まなければならないのです。そこで本書では、TOEICの出題傾向を分析・パターン化し、その攻略法を解説しました。
『はじめてのTOEIC TEST』（語研）の刊行以来、読者のみなさんから「初挑戦で800点を超えた」「前回より100点もスコアが上がった」といった嬉しい声が届きました。
本書は構想、執筆に2年以上をかけ、PartⅤとⅥの分析をより精巧にし、かつ攻略法に直結するものへと進化させました。みなさんご存じのとおり、巷にあふれる600冊以上の類書の中には、個人の体験談論法で書かれ統計分析に欠けるもの、練習量が乏しいもの、受験文法で問題を分類したも習しただけ正解率が上がります。本書のパターン分析・攻略法を用いて、得点が伸びる喜びを感じてください。
2001年10月
藤井哲郎
