内容説明
最高神の聖歌と讃えられる『ギータ』を知ることはインドの精神を知ること…現代に生きる魂『ギータ』をインド独立運動の英雄のひとり、ビノバが完全解説。
目次
プロローグ
短い説法
実践の行
実践の行を補完する内省
解脱の二形態―実践と隠棲
心の機能の停止
熱烈信仰と全面帰依
出発の準備と継続の行
王道の行
富とはなにか?
宇宙の正体
応現身と法性身
霊性と非霊性
徳性の向上と解放
至善の人との対面
付録1 心中の精霊と悪魔
付録2 修行者の行動計画
結びの言葉
著者等紹介
バーベ,ビノバ[バーベ,ビノバ]
1895‐1982。インド西部、マハーラーシトラ州に生まれる。45歳のときガンジーの右腕として非暴力・不服従運動「サッテャーグラハ」(真理宣示闘争)の第一指導者となる。非暴力・不服従運動で何度も投獄されるも獄中で「ギータ」を解説して聞かせ、精神的な講義も続けた。1952年、ブッタガヤにサマンバヤ・アシュラム(調和道場)を開設。協調の精神を世界に発信したいというのが念願であり、今もアシュラムは続いている。晩年は13年もの間、インド全土を行脚、インド独立運動の英雄のひとり
池田運[イケダハコブ]
1928年、熊本生まれ。熊本県立中学済々黌(旧制)卒業後、家業の農業を手伝う。その後、地元の町役場に勤めるが、1956年、二十七歳の時、「日印土の会」の派遣で渡印。ガンジー思想に基づく農村開発運動・サルボーダヤに参加。この時、ビノバ・バーベ氏やJP・ナラヤン氏など、インドの要人と出会う。1961年、一時帰国、翌年再渡印。オリッサ州サンバルプール県にある日印両国政府提携の模範農場に勤務。1965年に帰国、「ガンジー自叙伝」「ツルシダース・ラーマヤン」「マハバーラト」など、ヒンディ文学の翻訳に取り組む。また、インド要人来日の際の通訳のサポートに携るなど日印の友好のために広く活動。「新宿中村屋」を開くかたわら、慶應義塾大学文学部を卒業。1988年「新宿中村屋」を閉め、以降、ヒンディ文学の翻訳に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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