出版社内容情報
繊細かつ端整な筆致で、嫋やかな作品世界をうみだす水墨画家・細田径秋。その画業の白眉は、京都の古刹・引接寺の収蔵作品11点。寛仁元年(一〇一七年)創建の同寺に在る、紫式部を祀る供養塔(重要文化財)や室町幕府三代将軍・足利義満が観桜したという普賢象桜などを、静謐でアルカイックな水墨画世界に昇華した作品の数々は、悠久の歴史への郷愁を呼び覚まします。その他、万葉集などの古典文学や四季の野花を題材に描いた折々の代表作も含め、主要な制作約40点を一冊にまとめた初の作品集です。
繊細かつ端整な筆致で、嫋やかな作品世界をうみだす水墨画家・細田径秋。その画業の白眉は、京都の古刹・引接寺の収蔵作品11点。寛仁元年(一〇一七年)創建の同寺に在る、紫式部を祀る供養塔(重要文化財)や室町幕府三代将軍・足利義満が観桜したという普賢象桜などを、静謐でアルカイックな水墨画世界に昇華した作品の数々は、悠久の歴史への郷愁を呼び覚まします。その他、万葉集などの古典文学や四季の野花を題材に描いた折々の代表作も含め、主要な制作約40点を一冊にまとめた初の作品集です。