内容説明
見たことのない廃墟の光景。魔物が隠れていそうな森の遺跡、体力全回復できそうな海上の洞穴、いにしえの神殿のような発電所跡…。まるでゲームのような非日常世界を旅する写真家・toshiboによる廃墟写真の記録。クリエイター東京幻想との特別対談も収録。
目次
1 RPGを旅する
2 ホラーを旅する
3 終末世界を旅する
特別対談 toshibo×東京幻想 見たことのない光景を探して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
66
ゲーム旅という写真集。廃墟をゲームの舞台として設定しているのが目新しい。RPG風:セーブポイントやら要塞やらダンジョンにモンスターまで。ホラー風:白骨化したおびただしい数の動物の頭骨、巨大な白い手、ステンドグラスがある秘密の教会など。撮影は同じ場所を季節を変えてとか、ドローンを使ったりと工夫されています。2025/02/01
たか厨
24
2024年1月刊。読み友さんの感想を見て、興味を持ち、お取り寄せ。この筆者の本は初読みだし、そも筆者の撮った写真(インスタやら旧ツイッターやら個人サイトでも発表している)を見ること自体、初めて。筆者自らが撮影した廃墟系の写真を、コンピュータゲームの舞台に見立てて構成・配置した写真集。『ファンタジーRPGの世界』『ホラーゲームの世界』『終末世界』の全三章からなる。私は廃墟に特に思い入れもない人間だが、本書に収録された写真は、時に鮮烈、時に幻想的な光景を巧みに切り取っており、感動的。(続)2025/03/03
高宮朱雀
18
珍スポットを撮影するという趣味の一部にあった廃墟の写真だけを纏めた一冊。タイトル通り、確かにゲームに登場しそうな風景だ。昨今の綺麗な画質だと尚更、既視感が増す人が多いのではないだろうか。 読者に対して、ページを捲る事を敢えて『旅する』と表現し、RPG、ホラー、終末世界と称した3つのコンテンツで楽しめる。作品の被写体のみならず、そこに介在する光と影の部分もそれぞれに魅力的だ。 巻末にはクリエイターの東京幻想さんとの対談が収録されている。この二人の共作も見たいと思う。2025/01/12
きあら
16
廃墟の写真集。よく辿り着けたと思う。よくこの発想で撮れたと思う。先日視た「異世界に一番近い場所」同様、インパクトがスゴかった。2025/05/23
Tenouji
14
昔は誰かいたのにもかかわらず、今は、自分しかいない、感w。人類未踏の無機質感とは違うね。2024/02/25
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