内容説明
美術団体「白日会」において異彩を放ち続ける画家・今井喬裕の10年を振り返る初画集。クラシカルな技法、モチーフを駆使しながら、描き出される美しくも謎めいた女性像。美術ファンばかりか、ジャンルの垣根を越えて熱狂的な支持を集める今井作品の全貌に迫る。白日会の盟友・山本大貴との特別対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PEN-F
16
過去はいつも新しく、未来は常に 懐かしい。今井さんの描く絵には こんな言葉が思い浮かぶ。 技法はとてもクラシカルでありながら、完成された絵には 真新しさを感じる。2019/03/08
プラス3
5
ゴスロリ少女や巫女さんの油絵 というところに興味をひかれて観てみる。女の子のジト目というか眠たげで気だるそうな表情と、退廃的な雰囲気が相まって、非常に妖しげな感じで良し。2018/12/17
雪野風朗@雪風
4
写実とまんがのいいとこどりの凄い絵ですよこれ。絵画にこんなアプローチの方法があったとは。オタクセンスを取り入れたアートなら村上隆よりこちらかと。2019/04/20
しらたま
3
制作年時の流行によるのだろうか。着ている服や髪型に萌えない。巻末の対談は、作者の考えがわかって良い。2019/04/23
参謀
2
いまではデジタルで描いたイラストを見る機会の方が圧倒的に多いですが、こうした画家もまだまだいるのですね。油彩画みたいですが、クラシカルな技法で描いているからなのか、教科書に出てくるような絵画のような絵に仕上がっています。本当の美術に興味がある人向けの画集ですね。2018/12/01
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