内容説明
字ギレイになって、女を磨こう！著者が２年にわたって書道のお稽古を体験。筆をもつ楽しさ、写経の魅力、王羲之や空海の書も独自の切り口で語ります。文字をテーマにしたエッセイも多数収録。美文字にあこがれる、あなたに贈る一冊！
目次
第１部（年賀状の宛名書き；手書き原稿；絵文字；泥棒日記；字ギレイ ほか）
第２部（「人生初臨書練習」の巻；「般若心経を書く」の巻；「王羲之の行書に挑戦」の巻；「蘭亭序と、人生の無常」の巻；「千字文で草書を習う」の巻 ほか）
対談 「コツコツ書いて女を磨きましょう」酒井順子×河内君平
著者等紹介
酒井順子［サカイジュンコ］
エッセイスト。１９６６年東京生まれ。立教大学社会学部観光学科卒。高校在学中より雑誌にコラムを発表し、大学、広告会社勤務を経て、エッセイ執筆に専念。２００４年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
43
酒井順子さんらしからぬ真面目なエッセイ。かと思いきや、やっぱりね。楽しいわぁ。スマホでカンニングとか。書道雑誌『墨』は読んだことないけれど、許されるのかな？ 登場人物に酒井順子さんの写真と並んで王羲之、空海、藤原行成とか紹介しちゃって。字に人間性や人格はわからないけど、教養は出るそう。綺麗な字を書く人は女子力ならぬ人間力アップで一目置く存在になれるかな？ とりあえず酒井さんと同じく丁寧に書くことを目標としよう。猫村さんも出てきて嬉しかった。2016/08/04
る＊る＊る
34
このストレートな表題！いいわ〜酒井順子さん♫前半文字に関するエッセイ、後半書道実体験。私も習いたい。墨の匂いが好き。静かな空間で写経し、しあわせへの道に導いてもらおう✴︎ 字を速く書くために草書ができたとは。「書」は奥深い。先ずは神田の「栄豊齋」で硯見を買いに行かなきゃ〜！『文士の筆跡』作家編は予約ね (^_−)−☆2016/08/27
けぴ
32
酒井さんが書道雑誌にエッセイを依頼される。普通ではつまらない？ 自分が書道を習い、それにまつわるエトセトラを綴る。書道に関する雑学が身につく本です。実際に書いた作品も披露されてますがお上手！最後は書道教室の先生と卓球をして締めるというオチ。酒井さんは多趣味、多才ですね(^｡^)2019/04/29
assam2005
18
前半は「書くこと」について、後半は「書道を学ぶこと」について。文字はやっぱりキレイに書けた方がいいよな、と思ってはいるのですが、ほとんどPCやスマホで済ましてしまっているのが現状。作者が年賀状や手紙などに書かれた筆跡を見ながら想像するところでは、文字もまたドラマとして読み取れるのだなと思いました。後半は書道を学ぶ体験記。書道ってこんなことをこんなふうにやるのか。ただきれいな字を書くことを修得するだけではなく、精神を落ち着かせることを修得していっているように思えました。2018/12/09
MIHO
10
字は人を現す。気をつけよう。写筆用紙三跡セットほしいなぁ。あと、素晴らしい字は大きく見えるっていうのに納得。2017/07/07
