内容説明
本書には戦争やテロの写真は一枚もない。まぶしいほどの美しさをたたえた自然。そこに平穏に暮らす人びとの生き生きとした姿を見てほしい。人は利害の異なるもの同士でも、協力し合いながら問題を解決していくという智慧をもっている。戦争という暴力はもっとも愚かな行為だ。その凶行が破壊し奪い去っていくものは何か。平和に生きていくことの素晴らしさをアフガニスタンの人びと、大地は教えてくれる。
著者等紹介
長島義明[ナガシマヨシアキ]
1942年、大阪府生まれ。1966年より現在まで、100ヵ国以上に及ぶ世界各地の撮影旅行を続けている。1985年、アメリカ芸術雑誌協会最優秀賞受賞。1987年、文化庁芸術家在外研修員として渡仏。1993年、キューバでカストロ議長の肖像写真を撮影。政府の招待によりキューバ各地を巡り撮影。2001年秋から現在まで、「平和だった頃のアフガニスタン」展を全国30ヵ所以上にて開催。2005年、「世界の写真家10人が撮影する北京」に中国政府招待作家として参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソ連のアフガン侵攻前に撮影された、戦争もテロもなにもないアフガニスタンの人々・風景が載った写真集。ブルカを着た女性はやはり異様だ。チャイハネの雰囲気も良く出ている。2013/07/07
どんぐり
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ロシアに攻撃される前の、アフガンが平和だった頃の写真集。モザイクの綺麗なモスク、色とりどりの果物が山盛りのお店、今からほんの30年前はこんなに平和だったアフガンが今砂漠のようになり、人々は毎日の用に殺され、傷つき泣き叫んでいる。アフガンに平和は何時訪れるのか?私たちには何ができるのか?2009/05/25