内容説明
やわらかく多層的な理解に向けて。「治すべきもの」「症状」ととらえられがちな「こころのやまい」。1つの現象としてとらえてみると、その振る舞いや取り巻く動きに視野が広がってゆく。こころのやまいに関心を寄せる心理職、大学院生・学部生、一般の方に。
目次
第1章 こころのやまいという概念の歴史
第2章 バイオサイコソーシャルモデルから見えるもの
第3章 バイオから見えてくるやまい―やまいの理解における「客観性」と「主観性」
第4章 サイコ、ソーシャルから見えてくるやまい―忘れがちなもう一方にも目を向けて
第5章 社会システムの中で見えてくるやまい―やまいという「もの」と「こと」
第6章 文化、進化から見えてくるやまい―場所と時間と、個人差と
第7章 時間から見えてくるやまい―症状と自己
著者等紹介
佐々木淳[ササキジュン]
博士(学術)、臨床心理士、公認心理師。島根県出身。京都大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、東京大学駒場学生相談所非常勤講師、McGill大学医学部多文化精神医学教室客員研究員、大阪大学大学院人間科学研究科専任講師、准教授を経て、同大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 金属の物理的性質