感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナハチガル
14
水間千恵『21世紀の英米ヤングアダルト文学—物語がもつ力と危険性』と大橋崇行『ヤングアダルト書籍としてのライトノベル』がとても面白かった。前者は物語の受容形態として活字と映像の違いについて、普段からなんとなく考えていたことが明快に、深く語られていて、痛快だったし、また更に考えていくよいきっかけになった。後者は現代、というかここ数年の中高生の読書のあり方や、ライトノベルという文化の変遷が、ライトノベル作家でもある専門家によって語られ、得るものが実に多く、認識を改めさせられる点が多かった。A++。2022/02/20
aoto
5
ヤングアダルト文学についての論文がまとめられているもの。若い世代に読まれてる本のランキングから見えて来る考察など、こういう論文読んでみたかったなという痒いところに手の届く感覚がした。知識の価値が落ち、知性に重きをおく警鐘を鳴らしているところに「今」を感じることができた。2022/01/03
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