ウィリアム・ゴールディングの読者

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  • サイズ A5判/ページ数 406p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784875710899
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C3098

目次

『蝿の王』における読者の拘束―“むき出しの人”を読ませるために
『後継者たち』に見る断絶と架け橋―読ませるための拘束と受け入れ
読者が捨てきれない/読者に捨てさせない―『ピンチャー・マーティン』における意味の標識
読み書きの時間―『自由落下』における書く行為の純粋持続と読む行為
読ませるゴールディングから読まれるゴールディングへ―転機とその後
『尖塔』における読み手の自負と偏見、そしてその教化
『ピラミッド』の非倫理的な読み手から学ぶ“読むことの倫理”
“一”を目指す“二”―『可視の闇』に見る複製と復元願望としての解釈行為
読み手の革命の貧弱さ―ジェイムズ・コリーの手紙から読む『通過儀礼』
白紙から読む『ペーパー・メン』―“作者の死”が死なせたもの
「雪の平原」としてのエジプト―自らを読み直すゴールディング
『海洋三部作』に見る“信頼できる語り手”と“読んで書くことの魔性”
『蝿の王』とビルとビル・ゴールディング

著者等紹介

宮原一成[ミヤハラカズナリ]
1962年生まれ。福岡県出身。博士(文学)。専門分野は英国・英連邦の英語現代小説。九州大学文学部文学科卒業。九州大学大学院比較社会文化研究科修士課程修了。山口大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

10
昨年刊行のゴールディング論で、全長編作品それぞれの読解を、ロラン・バルトの「作者の死」をキーにした一つの読者論として展開していく。各作品に頻出する「読み取る」ことの主題からゴールディングの「読み」への意識を炙り出し、作家主義と読者主義の間の揺れを描き出す。読むことの自由が結果的に読みを限定させるという指摘は納得。読者は緊張の中でしか、自由な読みを生み出さない。ひとりの作家論を超えた小説論として読み応えがある。後半の議論はゴールディングの意識を単純化しすぎに思えたけど。2018/12/12

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