内容説明
ドラッカーの知識社会論・社会生態学・マネジメントと社会学的思考の重なりを見出す対話から、新たな認識と活動の地平をひらく。コロナ禍の困難のもと、歴史的叡智を有効な資源としてビジネスにも学問研究にも活用するノウハウ満載の、したたかな旅への必携書。
目次
はじめに―知識と社会の二重性
1章 知識社会とは何か
2章 ドラッカーと社会学的思考
3章 知識の生産性
4章 知識社会と社会生態学をめぐる対話・前編
5章 知識社会のプラクティス
6章 知識社会と社会生態学をめぐる対話・後編
おわりに―新しい風景
著者等紹介
井坂康志[イサカヤスシ]
メディア・プロデューサー、ものつくり大学特別客員教授。1972年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。著書に『ドラッカー入門 新版』ダイヤモンド社(共著)、『P・F・ドラッカー―マネジメント思想の源流と展望』文眞堂(経営学史学会奨励賞受賞)、などがある
多田治[タダオサム]
一橋大学大学院社会学研究科教授。1970年大阪府生まれ。琉球大学法文学部助教授を経て現職。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
知識と社会の二重性 知識社会とは何か: 『断絶の時代』と知識社会 知識と知覚 ドラッカーと社会学的思考 知識の生産性: 強みとは何か 知識時代の生産性 強みを見きわめる 知識社会と社会生態学をめぐる対話・前編: ドラッカー思想をどう理解するか 学校教育と知識社会 樹木図と社会生態学 時間論の重要性天知なるものの体系化 知識社会のプラクティス: ネクスト・ソサエティ 外の世界を見ること 知らないことを利用 自分自身のマネジメントー時間管理法 知識社会と社会生態学をめぐる対話・後編: AI時代の人間と知識社会2022/01/15
タカナとダイアローグ
1
読書メーターで知った本。井坂さんの著書は発行してすぐころから読み途中(分厚い)なので、エッセンスを得られればと思い購入。井坂さんがドラッカーの初期3部作を基礎にした考察ということで、「私の2008年の卒業論文と同じだ!」という勝手なシンパシー。経済って金儲けじゃないよねという安心感と、社会科学全般に通じており拡がる読書。地縁・血縁も大事だけど、知縁も可能というのはとても納得。かつては高校・大学・企業だったけど、オンラインの関係性が広がるのは良いこと。(一方、知縁ルールが難しいとも)2022/02/10
藤原
0
2年前くらいに教科書として買ったが読んで無かったので読んだ。ドラッカーと社会学的側面の記述は読み飛ばして、自己啓発本的要素の部分だけ読んだ。2023/09/17
たつた。、。
0
フィードバック分析。知は、他者との関わりの中で意味を帯びる。2021/06/10