「地方創生」で地方消滅は阻止できるか―地方再生策と補助金改革

高寄 昇三【著】

公人の友社（2015/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 187p／高さ 21cm
• 商品コード 9784875556572
• NDC分類 601.1
• Cコード C3033

目次

１　地方再生への課題と政策形成（衝撃の「日本創成会議」報告書；人口減少と国土デザインの策定；地方創生実施システムと補助金統合）
２　縮小消滅地域への地域振興政策（地域再生策と内発的開発の導入；過疎対策の現況と政策検証；過疎・限界集落再生への実践）
３　「拠点開発」構想への政策検証（「地方中核都市」構想への批判；「定住自立圏」構想への課題；「地方中核都市」構想への争点）
４　地域開発の系譜と地域創生策の形成（戦後地域開発と東京一極集中；「地方創生」政策の再編成；「地方創生」と補助金・交付税改革）

著者等紹介

高寄昇三［タカヨセショウゾウ］
１９３４年神戸市に生まれる。１９５９年京都大学法学部卒業。１９６０年神戸市役所入庁。１９７５年『地方自治の財政学』にて「藤田賞」受賞。１９７９年『地方自治の経営』にて「経営科学文献賞」受賞。１９８５年神戸市退職。甲南大学教授。２００３年姫路獨協大学教授。２００７年退職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[壱萬参仟縁]

全総の焼き直しとしての選択と集中（3頁）。過疎集落の地域の生存力は著しく劣化（11頁）。人口増加政策がなぜ場違いの国土デザインなのか（13頁～）。コンパクトシティを拠点に、中山間地域をふくめて、ネットワーク化して、多様性と連携によって新しい集積形成をめざす（34頁）。今年度、市町村に国家公務員を派遣する日本版シティーマネージャー派遣制度、自治体出身者を相談窓口とする地方創生コンシェルジュなど人的支援策も実施（46頁）。

2015/08/11