内容説明
わが国にはボランティア活動の長い歴史があり、それは全国各地で定着しておりますが、活動を支援する制度が不十分であるとの指摘がなされてきました。その意味で、1998年に制定された特定非営利活動促進法(NPO法)への期待には少なくないものがあります。そこで、山梨学院大学行政研究センターおよび山梨学院大学大学院公共政策研究科の共催で、1998年12月18日に、「ボランティア活動の進展と自治体の役割」をテーマに公開シンポジウムを開催いたしました。このシンポジウムでは、全国各地から自治体職員や研究者、そしてボランティア活動に関心をもつ市民の方々の参加を得て、活発な議論が展開されました。本書は、この公開シンポジウムの内容をまとめたものです。
目次
行政とNPOの関係を考える(問題提起)
NPO法の成立と自治体の役割
自治体行政と市民セクターの協働関係
山梨県ボランティア協会二十年の検証と変革の時代へのチャレンジ
ボランティア活動と自治体