出版社内容情報
子どもはチャリティーの対象ではなく権利の主体であり、その生存と健全な発育は、社会のすべての側面での持続的発展に欠かせない。そうした思いを胸に、国際公務員として30年間にわたり8カ国で著者が取り組んだ子どもと開発に関する課題とユニセフの役割を、事例とデータに基づき解説。また、パートナーとのキャリアの両立や、自分の心との向き合い方などに関する経験も読者と共有する。
内容説明
子どもはチャリティーの対象ではなく権利の主体であり、その生存と健全な発育は、社会のすべての側面での持続的発展に欠かせない。そうした思いを胸に、国際公務員として30年間にわたり8カ国で著者が取り組んだ子どもと開発に関する課題とユニセフの役割を、事例とデータに基づき解説。また、パートナーとのキャリアの両立や、自分の心との向き合い方などに関する経験も読者と共有する。
目次
第1章 ブータン(一九九〇~一九九一年)
第2章 インド(一九九二~一九九七年)
第3章 大阪・東京(一九九七~二〇〇二年)
第4章 カンボジア(二〇〇二~二〇〇六年)
第5章 タイ(二〇〇六~二〇一二年)
第6章 フィリピン(二〇一二~二〇一四年)
第7章 ネパール(二〇一四~二〇一九年)
第8章 バングラデシュ(二〇一九~二〇二一年)
第9章 振り返ってみて
著者等紹介
穂積智夫[ホヅミトモオ]
1985年上智大学法学部法律学科卒業。1987年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(国際関係論専攻)。1989年サセックス大学開発問題研究所 MPhil.課程修了(開発学専攻)。1990年ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)として国連児童基金(ユニセフ)ブータン事務所に入所。以来、インド、東京、カンボジアでプログラム管理および資金調達に従事。その後、ユニセフのタイ事務所、フィリピン事務所、ネパール事務所、バングラデシュ事務所で国事務所代表として勤務。2021年末に国際開発における32年間(うちユニセフ30年間)のキャリアを終えて退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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