出版社内容情報
筆者が過去に3つの国連機関で職員として現場で体験したことに基づいて執筆。
内容説明
今世界では13億人が貧困に苦しんでいる。富める者との格差は広がっている。日本は国連が定めた17の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に熱心だ。飢えと貧困を撲滅し、不平等や格差を是正しようとするSDGsの目標は我々地球市民の夢だ。夢の実現には国境を越えた取り決めや制度が必要だ。貧しい人々も豊かな人たちと同じくSDGsを達成し、恐怖、欠乏から解放され、尊厳をもって生きる自由を享受できるのか。インターネットの画期的な発展に助けられ夢の実現に市民自身が参画する時代がやって来た。36年間にわたる国連開発現場で夢の実現に挑戦した人々と共に戦ってきた体験を共有したい。
目次
最初の赴任地:ビルマ
アラブの穀倉:混迷するスーダン
インドの伝統的社会構造を変える経済発展と教育改革
インドネシアの民主化
東ティモールの春と国づくり
東京からできたこと
貧困と格差の生まれる背景
ビジネスと人権
より良い生活を求めて国境を越える人々
新しい自由を求めて
有志へ
終章
著者等紹介
浦元義照[ウラモトヨシテル]
上智大学特任教授。1974年上智大学外国語学部英語学科卒。ハーバード大学ケネディースクール行政学修士号取得。ハーバード・ビジネススクールリーダーシップコース修了。国際協力及び国際開発に40年間にわたり従事。1978年より国際連合児童基金(UNICEF)に勤務。日本兼韓国の代表を含め開発途上国に25年間駐在。現場で社会経済開発の経験を積む。旧ユーゴスラビア緊急支援事業をはじめ、平和維持活動の経験は10年以上に及ぶ。2007年国際連合工業開発機関(UNIDO)事務局事務次長。2012年国際労働機関(ILO)アジア太平洋地域総局長。2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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なーちゃま
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