内容説明
紀元前からこの地域に住む人々の広大深奥の空間は、やがてくる植民地の歴史の前にかき消され埋もれてしまった。これら「アメリカ大陸への到達」をはさむ分断された世界のあわいに、あらためてメキシコの歴史を掘り起こす。
目次
第1章 征服された側の記憶
第2章 クアウテモックの子孫
第3章 征服の功罪
第4章 スペインの遺産
第5章 メスティソの国づくり
ポスダタ(追記) メキシコ革命とメキシコ人
著者等紹介
大垣貴志郎[オオガキキシロウ]
1967年京都外国語大学外国語学部イスパニア語学科卒業。スペイン・ナバラ大学大学院哲文学部歴史学科博士課程修了(Ph.D.)。エル・コレヒオ・デ・メヒコ(メキシコ大学院大学)歴史学研究科博士課程修了(Ph.D.)。メキシコ歴史学アカデミー客員、メキシコ自治工科大学(ITAM)客員教授、京都外国語大学名誉教授。専攻はラテンアメリカ史、メキシコ独立戦争史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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