目次
ラテンアメリカ文学と(魔術的リアリズム)
アグスティン・ヤニェス『嵐がやってくる』―破綻をもたらす内からの視点
カステリャーノスとアルゲーダスにみる語りの視点の問題―『バルン・カナン』と『深い川』
カステリャーノスにみる女性と家族―文学のなかのインディオの家族像
カステリャーノス『闇の祈〓』にみる(歪められた母性)と(孤独)―カタリーナ・ディアス・プイルハーの行動原理
ロサリオ・カステリャーノス―内なる(女)を問いつづけた軌跡
アストゥリアスとルルフォにみる(新たな現実)―『トウモロコシの人間たち』と『ペドロ・パラモ』
アンヘル・F・ロハス『ヤンガナの大移動』―折衷性とユートピア
ハコメ『鷺はなぜ飛び去ってしまったか』―インディヘニスモ小説の新たな地平
ヤネス=コシーオの小説世界―社会制度批判とフェミニズム〔ほか〕
著者等紹介
高林則明[タカバヤシノリアキ]
1951年浜松市生まれ。元京都外国語大学教授。大阪外国語大学、京都外国語大学大学院でスペイン・中南米文学を学ぶ(文学修士)。メキシコ大学院大学留学(言語文学研究センター客員研究員)。1981年から2011年まで京都外国語大学で教鞭をとる。2011~12・13年北京郵電大学および浙江大学(杭州市)で中国語を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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