内容説明
一弁理士の半生の物語。大学を出て会社に就職するも、いまひとつなじめず退社。バイトしながら難関の弁理士試験に挑み、苦労の末、合格する。しかし、弁理士の資格をとっても、どうやって仕事をとったらいいのか、だれも教えてくれない。どうするか…。人付き合いの大切さ、理系の知識獲得の方法、仕事ができることを顧客に認めてもらうためのきめ細かな仕事、など一人前の弁理士になるためのノウハウを、惜しみなく披露する。一方、特許を巡って企業間で熾烈な戦いが繰り広げられている。争うときは争う。しかし、相手企業と話し合って円満にかつ利益の上がるようにする方法も、無きにしも非ずである。虚々実々の抗争の現場体験など、読み物としても興味深い。
目次
会社
会社に入る前
就職
退職
事務所―資格試験
クライアント
独立
富士見町
東京大神宮前
東栄ビル
浅草橋
有楽町
著者等紹介
岡崎信太郎[オカザキシンタロウ]
昭和32年、東京生まれ。昭和55年、早稲田大学卒。製薬会社勤務。退社後、昭和63年、弁理士本試験合格。平成3年、特許事務所開設。平成22年、23年、政府:工業所有権審議会委員。平成25~29年、日本弁理士会:中央知的財産研究所副所長。現在、リガテック特許商標事務所所長。弁理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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