内容説明
日本の物理教育に大きな影響を与えた川勝先生が、20年をかけて教員の卵を相手に初等中等理科教育に取り組んだ成果を、ここに集約。それはすべての人々のための理科教育を目指す21世紀の科学リテラシー教育への道であり、その目的と内容と方法を、はじめて本格的に論じたものである。科学教育に携わるすべての先生方必携の書。
目次
第1章 何のための理科教育か(科学リテラシーの時代の理科教育;すべての人々のための理科教育の社会的意味;ヒトが人になるうえでの理科教育の役割)
第2章 良い理科授業とその評価基準(学びあいがあるか;科学する授業になっているか;認識の変革があるか)
著者等紹介
川勝博[カワカツヒロシ]
1969年名古屋大学理学部物理学科卒業、愛知県立東山工業高校・千種高校・旭丘高校教諭を歴任。1997年国立香川大学教育学部教授となり理科教育教室及び理科教育研究科を担当。2008年名城大学総合数理教育センター長、2014年3月退職。現在、UNESCO・アジア物理教育ネットワーク(ASPEN)議長。主な社会的活動に大学入試センター併任教授・理科総合A部門部会長、日本学術会議特任連携会員・理数教育専門委員長、文部科学省・理科の指導力向上にむけた教員養成に関する調査研究委員会委員、国際物理学会連合(IUPAP)物理教育部門国際委員(ICPE)、日本理科教育学会理事、日本物理教育学会理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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