内容説明
フェルマからオイラー、そしてラグランジュへと流れる17、8世紀の数論の大河を名手ルジャンドルが活写。
目次
序論 数に関する一般的諸概念
第1部 不定解析に関するさまざまな方法と命題の解説(連分数;一次不定方程式の解法 ほか)
第2部 数の一般的諸性質(素数に関する諸定理;tとuは互いに素とするとき、式t2+au2の約数に適合する形状の研究 ほか)
第3部 三個の平方数に分解可能と見なされる数の理論(三平方形状の定義。この形状が適合しうる、もしくは適合しえない平方的数と平方的約数;数cの三平方形状と式t2+cu2の三平方約数との対応 ほか)
表
著者等紹介
ルジャンドル,アドリアン=マリ[ルジャンドル,アドリアンマリ][Legendre,Adrien‐Marie]
1752‐1833。フランスの数学者。18世紀半ばのパリに生れ(一説に生地はトゥールーズともいう)、19世紀の三分の一を生きてパリで歿した。数論、楕円関数論、オイラー積分、非ユークリッド幾何、解析力学など、数学と数理科学の領域で大きな足跡を残した。啓蒙的性格が際立つ業績に特色が認められ、『数の理論のエッセイ』『楕円関数とオイラー積分概論』等々の著作を通じ、フェルマ、オイラー、ラグランジュたちの手で建設された17‐18世紀の数学の遺産を集大成し、アーベルやヤコビなど、19世紀の新しい数学の担い手たちに数学研究の手掛かりを提供した。フーリエやラプラスとともに、革命前後期のフランスの数理科学を代表する数学者である
高瀬正仁[タカセマサヒト]
数学者・数学史家。昭和26年(1951年)、群馬県勢多郡東村に生れる。専攻は多変数関数論、ヨーロッパ近代数学史、岡潔研究。文芸誌「カンナ」元同人、「五人」元同人、「平成十年代」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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